Chocolatey でWindowsパッケージ管理
Ansible や Docker でテスト環境をセットアップするには、 Vagrant や Virtualbox を使ってテスト環境を構築したいのですが、 インストールやアップデートをするのは何かと面倒です。
今回は、Windowsのパッケージ管理ソフト Chocolatey を使って、 Vagrant や Virtualboxをインストールします。
Chocolatey インストール
コマンドプロンプトを 管理者権限 で開いて、以下を入力。 ( Chocolatey 本家サイト に書いてあるコマンド。)
これにより、 install.ps1
がダウンロードされ実行されて、インストールされる。
C:\WINDOWS\system32> @powershell -NoProfile -ExecutionPolicy unrestricted -Command "(iex ((new-object net.webclient).DownloadString('https://chocolatey.org/install.ps1'))) >$null 2>&1" && SET PATH=%PATH%;%ALLUSERSPROFILE%\chocolatey\bin
おわったら、以下のコマンドを入力して、 chocolatey
を最新化する。 (2015-3-29時点、これをやらないと 9.8系から9.9系へのバージョンアップしない)
C:\WINDOWS\system32> choco install chocolatey -force
インストール確認
C:\WINDOWS\system32> choco Chocolatey v0.9.9.2
コマンドプロンプトを管理者権限で開く方法
お奨めは以下の方法。
Windowsキー
を押下したあと、cmd
をキー入力し、Ctrl + Shift + Enter
で起動
virtualbox と vagrant インストール
- 管理者権限 でコマンドプロンプトを開いて、以下のコマンドを実行。
(インストール作業は、原則 管理者権限 でコマンドプロンプトで実行する必要がある)
C:\WINDOWS\system32> choco install virtualbox vagrant -y
これで、Virtualbox と Vagrant のインストールが完了する。
Vagrant はWindows再起動しないと反映されないので、Windows を再起動する。
オプション -y
はインストール中の質問にすべて、yesで回答する意味。
付けないでもインストールできるが、コマンドプロンプトで対話的に回答を求められる。
確認しながらインストールしたい場合は、 -y
をはずすと良い。
プロキシが必要な環境では
環境変数 http_proxy
, https_proxy
を設定する必要がある。 形式は http://proxy.your.url:8080
のように設定。
Chococlatey のコマンド
アンインストールの場合は、 choco uninstall [対象パッケージ]
。
Chococlateyで使用できるコマンドは、 Command Reference に 掲載されている。
GUI版の Chococlatey
choco install chocolateygui
とすると、GUI版の Chococlatey がインストールできる。
感想
- GUI版は、お手軽で使いやすいと感じた。
- CUI版は、管理者権限でコマンドプロンプトを起動しないといけないのが、ちょっと、うざったい。
なれればそんなに気にならないかも。 - まとめて複数のパッケージをインストールするのが楽。
- オープンソースであり、 Windows がサポートしているわけではないので、 公開されているパッケージの信頼性や、公開されている最新か否かは自己責任になる。
それを差し引いても使いたい魅力があるとおもう。