バックアップツール ybackup
開発動機
ディスク故障の場合に備えてフリーのバックアップツールを探していました。 ウィンドウズ標準のタスクスケジューラで、ネットワークドライブに、 単純にファイルをバックアップできるツールを探したのですが、 どうもしっくりくるものに出会えなかったので、作成しようと思いました。 ディスクにに優しい(アクセス頻度が低い)ものにしたいと思って作りました。
特徴
- バッチインターフェイス(CUIインターフェイス)を提供
「ウィンドウズ標準のタスクスケジューラ」や「unix処理系の crontab」で定時起動が できるようにバッチインターフェイスを提供しています。 - コピー先は単純なディレクトリをファイル
復元はバックアップソフトに依存しません。バックアップファイルからの復元は、 コピー先のディレクトリをコピー元に単純にコピーすることで完了します。 コピー結果を、このバックアップツールに依存せずに利用できます。 - マルチプラットフォーム
java6 ランタイム上で動作するアプリケーションとして作成していますので、 java6 が動作する環境であれが OSを選びません。 - ローカルファイルのうち、前回コピー時から更新されたファイルのみをバックアップ
コピーしたファイルの更新時刻をローカルテキストファイルに保存しています。次回コピー時に、この更新時刻情報を使用するので、コピー元のファイルのみで更新されたファイルを特定します。このため、コピー先のファイルへのアクセス頻度を下げています。 - プロセスの強制終了時のゴミファイル発生対策
プロセス強制終了要求が発生した場合に途中で終了したファイルは、 シャットダウンフック機構を利用して削除しています。このため、 プロセス強制終了時にゴミファイルができてしまうことを防止しています。 - コピー失敗によるコピー先ディレクトリのファイル破壊対策
コピーが完了してから本来のファイル名にリネームすることで、 既にバックアップしたファイルを間違って壊してしまうことを防止しています。
こんな使用方法には向きません
- ファイルを履歴でバックアップしたい。
- 最新状態のファイルしかバックアップしません。履歴を残したいなら Subversion をお勧めします。
- ローカルで削除したファイルをバックアップ先のディレクトリから消したい。
- このツールは削除されたファイルを自動的に削除しません。 このツールの目的である「もしもの為のファイル復元」の意図に合致していないため あえて削除しないようにしています。
- GUIインターフェイスでコピー元とコピー先を選んでバックアップしたい。
- 現バージョンでは、GUIインターフェイスを提供していません。
ライセンスおよび免責事項
Copyright (c) 2008, yan(ti.que.jp 管理者) All rights reserved.
下記の免責事項に従う限りにおいて、本ソフトウェアの使用が許可されます。 使用権に対する対価はありません。 ソフトウェアにより発生した損害に対するいかなる保証もありません。 著作権者は、事由のいかんを問わず、 損害発生の原因いかんを問わず、 かつ責任の根拠が契約であるか厳格責任であるか(過失その他の)不法行為であるかを問わず、 仮にそのような損害が発生する可能性を知らされていたとしても、 本ソフトウェアの使用によって発生した(代替品または代用サービスの調達、使用の喪失、 データの喪失、利益の喪失、業務の中断も含め、またそれに限定されない) 直接損害、間接損害、偶発的な損害、特別損害、懲罰的損害、または結果損害について、 一切責任を負わないものとします。
ソース公開について
現バージョンのソースコード非公開です。将来は公開する可能性がありますが未確定です。
使用方法および注意事項
ダウンロード
インストール方法
ダウンロードした zip ファイルを解凍し、任意のディレクトリに配置すれば終了です。